豚について

豚の歴史

約6,000年から7,000年前の各地の遺跡などから豚の骨が発掘され、家畜化の初期の豚とみられています。その後、エジプトやアジアの東部、南部で飼われ、約2,500年から2,900年前ころにはヨーロッパ各地に広がっていきました。中国では約3,500年前から食用として飼育されていました。
我が国では、約2,300年前から鶏とともに豚もいたとされています。

1880年代に入りイギリスを中心に西欧諸国で多くの品種が作り出され、アメリカでも品種改良が進められ、現在の豚となりました。
牛同様に豚も人との付き合い長い家畜の一つです。

豚の品種

豚の品種は多く、有名なものだけでも世界中で約30種あります。
代表的な品種には、大ヨークシャー、中ヨークシャー、バークシャー、ランドレース、ハンプシャー、デュロックなどがありますが、これらの6種は純粋種で、実際に市場で出回っているのはごくわずかです。

肉用豚の90%以上はこれらの純粋種を交配したもので、純粋種が少ないのが特色です。
今日の豚の生産飼育では、三元交配の豚は三元交配と呼ばれる交配方法で子豚能力が両親の平均能力を上回る現象(雑種強勢効果)を活用しています。
一般的に体毛が白いものが多く、わずかに黒や褐色のものもいます。

鹿児島県では、在来種の黒豚にバークシャー種を交配し、現在の肉質に優れた黒豚に改良しました。
体全体は黒色で鼻すじ、足首(4か所)、尻尾が白色で、六白と呼び、これが鹿児島黒豚の特色となっております。

サンキョーミートでは、一般的な三元交雑豚及び鹿児島黒豚のお肉を生産しています。