東 碧威入社3年目(小林秀峰高校 農業科)霧島ミート ポーク生産課

入社の理由について

入社のきっかけは?

求人票と会社説明会を聞いてみて

 高校は農業科で畜産の勉強をしていました。当時から食肉関連には興味を持っていました。高校3年生の進路を考え始めた時、進路指導室でサンキョーミートの求人票をたまたま見たことがきっかけです。興味を持ってから会社HPを見たり、就職イベントで会社説明を聞いたりして調べていきました。

 コロナの影響で応募前の職場見学はできなかったのですが、入社試験の時に工場見学をして現場はすべて見せてもらいました。応募先を選ぶ時、県内の同じ食肉関係の会社と、どちらを選ぶか迷っていたのですが、最終的に工場見学をした際の社員さんが丁寧に対応をしてくださったことや、自宅からの距離などを含めて、サンキョーミートに決めました。

入社して感じた、会社の魅力は?

先輩や上司が本当に優しく声をかけてくれること

 上司の方でも気軽に相談ができるのは一番、魅力だと思っています。私が入社して作業をしている時も「今日はどうだった?何が大変だった?」上司から声をかけてくれるのは嬉しいですね。

 私が元々持っていた上司像は、もっと怖いというイメージだったので本当に仕事がしやすい環境だと思います。自分が作業でミスをしてしまった時でも、上司はちゃんと話を聞いてくれますし、伝えやすい人が多いです。また先輩たちも「これできる?今日、やってみる?」など、どんどん私に話かけてくれるおかげで、今では色々な作業ができるようになっています。

 また福利厚生では食堂と休みはありがたいですね。社員食堂は安い金額で昼食を食べることができます。ご飯の量も自分で決められますし、「どんぶり・定食・麺類」から選ぶこともできるので昼は助かっています。余談ですが、霧島プラント食堂は本当においしいです。特に唐揚げとカレーがお勧めですのでぜひ、食べてみてください。笑

 休みも週休2日制なので、仕事以外の時間もしっかりと作れることも魅力だと思います。周りの友達からは「東の会社はいいな。」と良く言われます。

 最後は同期の仲が良いことです。霧島プラントに同期が4人います。お互いに作業する場所は違うのですが、休憩中は一緒なので、いつも集まって話しています。

仕事内容について

業務内容について教えてください

手を挙げたらやらせてくれる環境

 豚カットでメイン作業は「バラ骨起こし」と言って、あばらの肉を一本一本引き上げ、次の工程の人に渡す作業や、お客様の要望に合わせて整形(お肉の形を整える)する作業を担当しています。カットの仕事は単純そうに見えますが、周りを見ながら、頭を使い、身体を使う仕事です。私は身体動かすのが好きなので、合っていると思っています。

 入社してから最初の1か月は各部署を回りながらの研修があります。そこでひとつひとつ仕事を覚えていきます。研修の際、豚カット部署を見学していた時、整形作業で、憧れる先輩を見つけました。その先輩は豚の肉と脂を切り分けていたのですが、素早く、本当に美しく包丁作業をしていて、その姿が格好良く、気持ちよさそうで楽しそうに見えました。それを見て「私は整形がしたい!」と上司の人に伝えたら、本当に配属してくれました。今は先輩のように作業ができるようになるため、日々、業務に取り組み技術を磨いています。

業務をする上で意識・大切にしていることは?

チームプレーで仕事をする

 一番は怪我せず、毎日休まず仕事をすることを意識しています。休まず仕事をすることで、カット技術を磨いていきたいと思っています。またスムーズに生産ラインが流れるように、周りを常に見ながら、作業が溜まり遅れそうになっているところがあれば、自分から動きサポートをすることを意識しています。

 生産ラインってチームプレーだと思います。ひとりひとりやる作業や役割は決められていますが、誰かが大変な時に応援に行くことや、逆に自分が大変な時に応援に来てくれることなど、みんなで支え合いながら仕事をしているので、自分だけではなく周りと連携することも大事だと思います。

 例えば、生産ラインの前がスムーズに流れていても、後ろの方が詰まっていたりすると「ゆっくり流してー」とか、声を掛け合いライン全体で調整しています。

 周りの人と声を掛け合い連携したり、目を合わせて、息を合わせたり、言葉じゃないのに会話している感じです。私は高校時代、男子新体操の団体演技していたのですが、少し似ている部分があるなって思います。6人で息を合わせていく。仕事も新体操もチームワークが重要だと思います。

仕事で大変だと感じることは?

見るのとやることの違いと私のこだわり

 カット作業を初めてやった際、研修で見ていた時と、実際に自分でやるのは全然、違いました。慣れないから、うまくできないという事もありましたが、一番、感じた事は、とにかくうまく切れない、作業も速くできないなど、本当に最初は苦戦しました。

 その中でもカット技術も大切なのですが、私は包丁の切れ味が重要だと思い、先輩に研ぎ方や研ぐタイミングなどを教えてもらいました。最初に教えてもらった先輩の人の包丁がめちゃくちゃ切れていたんです。

 バラ肉の整形作業をしている時に、先輩の横について、切り方や研ぎ方などを教えてもらっていました。研ぎ方って本当に奥が深くて、研ぎ方の癖で包丁の先の形が全然違うんですよ。

 その憧れの先輩が、ある時、私に包丁をくれたんです。気持ちは「伝説の武器」をもらった気持ちです。私も先輩の様な切れる包丁を持ちたいと思い、そこから自分で研ぎ方を研究しました。ある程度、研げるようになると「東の包丁切れるから貸してよ」と言われるようになり、上司からも褒められるくらいになりました。会社から包丁は支給されるのですが、最近では新しい人が入ったら。私の研いだ包丁を渡していく流れが何故かできています。

 包丁がちゃんと研げていないと怪我にも繋がりますし、しっかりと切れる包丁だと怪我も少ないです。また作業スピードを上げるには、包丁の切れ味が大きく関わります。包丁の研ぎ方、カット技術を極めようと思っています。奥が深くて本当に楽しいです。また私の包丁へのこだわりが評価されることは、素直に嬉しいですね。

仕事のやりがいについて

仕事のやりがいを感じる瞬間は?

1日を終えてやりきった瞬間

 自分の任された作業場所を溜まらずに流しきれた時にやりがいや達成感を感じます。捌くスピードやうまく切れた時も嬉しいですね。一番は、1日が終わったときに「疲れたー」という気持ちはあるのですが、「この前まで私の所でラインが少し溜まってしまっていたけど、早く流せるようになったな」とか、結構、1日の振り返りを頭の中でしてます。

 先輩や上司に「今日の僕、作業少し早くなかったですか?どうでした?」と聞いていて、先輩もちゃんと私の事を見てくれていて褒めてくれるのは、めちゃくちゃ嬉しいです。

 会社は、どこも上下関係があると思いますが、自分が今、きついなと思う時に声をかけてくれる先輩や、休憩中に仲良くしてくれて面白い話など聞かせてくれる先輩など、本当に回りの人たちには助けられています。最後に先ほども言いましたが、包丁の切れ味には、特にこだわっているので、包丁が切れる日は本当に充実してます。

今後の目標について

リーダーを目指したい!一人で一頭を捌けるようになりたい。

 私は将来、上の役職、リーダーになりたいと思っています。今の豚カットのリーダーは、モモもウデもバラも、すべての作業が全部でき、綺麗にカットができるのにスピードも速い、しかも技術だけじゃなくて、声もかけてくれる優しい先輩です。本当に尊敬できる憧れの先輩なんです。

 その先輩のようになりたくて、自分ができることをもっともっと増やしていきたいと思っています。カットのスキルを上げていきたいです。具体的には、ロース・バラのレーンの仕事を完璧に覚え、スピードもつけていきたいです。そしてウデ、モモの生産ラインもできるようになりたいと思っています。一歩一歩、着実に成長し、先輩のようになっていきたいと思っています。

入社を考えている方へ一言

自分の成長が感じられる会社

 最初はわからないことだらけだと思います。でもサンキョーミートの先輩達は、わかんない事を相談したら、ちゃんと教えてくれる先輩がたくさんいます。本当に心配はなく仕事がしやすい会社だと思います。

 後は身体を動かすのが好きな人や細かい作業をするのが好きな人、チームプレーが好きな人、挑戦したがる人、自分からこうしたい、ああしたいのが言える人、任された事を責任をもってやれる人など、いろんな人が活躍できる会社だと思います。

 特に自分からしたいという気持ちや興味をもつことも大切だと私は思います。好奇心旺盛な人も向いていると思います。

 最後になりますが、実は高校の時、人と素直に話せるタイプじゃなかったんです。コミュニケーション能力には自信が全くなかったのですが、会社の人と気楽に話せる環境があり、いつのまにか普通に人と話せるようになったんです。これは個人的に本当に嬉しいと思っています。