齋藤 亘輝入社5年目(宮崎県立農業大学校 畜産学科)霧島ミート ポーク生産課

入社の理由について

入社のきっかけは?

社員の方から一緒に働こうと声をかけていただいた

 元々、父が農場で豚の飼育をしており、食肉関係の仕事は昔から知っていました。私も将来、食肉関係の仕事に就きたいと思い大学校の畜産科を入学し、牛の繁殖や肥育、ハムの製造・加工などの食品加工・フードビジネスを学んでいました。

 サンキョーミートは高校の先輩が入社されていて知っていましたが、きっかけは大学校時代、サンキョーミートへ長期インターンシップ研修に参加した時です。インターンシップでは1か月間、各部署をまわりながらいろいろな仕事を経験をさせていただきました。研修時、多くの先輩方が困ったらすぐに声をかけてくれ、また研修中に社員の方から「一緒に仕事しよう。いつか一緒に仕事ができたらいいね」と仰っていただけたのが、一番の理由です。

入社して感じた、会社の魅力は?

生活になくてはならない食肉を届ける仕事

魅力の一番は、生きている豚や牛を扱う仕事なので、命の有難さ、大切さがわかることだと思います。 農業大学校に通っていた時も牛・豚の飼育・世話をしていました。この仕事は、自分たちが食べるため、生きていくために、牛や豚を食肉にしなければならないので、本当に命の尊さを感じられる仕事だと思っています。

 また仕事では、豚は一頭一頭、大きさや重さも違い、部位も多く、様々なカット技術を学ぶことができます。例えば、製造ラインで流れてくる豚の様子を前もって観察し、どのようにカットしていくのかを自分なりに事前に想定し、試行錯誤しながらやっています。些細な違いは品質にも関わるので、今では色々な工程の中で、どんどん新しく作業を覚えていけることや自分の腕が上がっているのを感じることが本当に楽しく魅力だと思います。

仕事内容について

業務内容について教えてください

お肉のカットを担当しています

 今の私の業務は、豚のモモの工程です。包丁やデハイダー(回転刃)で皮を剥ぐ作業をしています。最近は、自分の担当業務以外にも積極的に手を挙げてお願いしてやらせてもらっています。

 また自分の作業が終わったら、他の人のサポートにも入ります。もっと自らの技術を学び、高めていきたいので先輩がやっている作業を後ろで見て観察したり、一緒に作業をしながら教えてもらっています。自分の技術を磨き、高めたいという理由もありますが、誰かが休んだ時、私が代わりにサポートできるようになりたいとも考え、様々な場所が担当できるように仕事を覚えていきたいです。

業務をする上で意識・大切にしていることは?

後の作業の人がやりやすくなるように意識して取り組んでいます

 包丁を使う際は細心の注意を払って安全にやるようにしています。皮剥ぎ作業は、皮と脂を剝いで分ける作業です。包丁が中に入りすぎたら赤身に傷が入り後のカット担当の人がやりづらくなります。今の業務は3人で3つの作業(工程)をしています。私は常に私の次の人がやりやすくなるように意識し作業をしています。例えば私が一番目に入った場合、包丁を使い、皮をはぐ作業になりますが、次のデハイダー(回転刃)を使う人がやりやすいよう、できるだけ深く剥ぐことを意識して行っています。また二番目の担当の人に聞きながら、常に臨機応変に対応し調整しながらチームで作業をしています。ちょっとした微調整を繰り返し、みんなの仕事がしやすくなるように工夫と努力をしています。

仕事で大変だと感じることは?

集中力と継続力で一頭一頭と向き合う

 大体2時間くらいずっと同じ作業を行い、休憩を取る。これを1日の中で繰り返していくのが今の業務です。先ほども言いましたが、豚1頭1頭にお客様のオーダーがあり、皮を単純に剥ぐだけじゃなく、皮も傷つけないように剥ぐなど繊細な作業があるので集中力や持続力を持ちながら、取り組むことが大変です。単調に見えるようで、毎回違うんですよね。包丁の入れ方、入れ具合を流れている作業の中で考え続ける仕事です。また自分だけでなく、周りの状況も見ながら行うことも大変ですが、段々と周りが見えてきたり、作業のやり方がわかってきて、出来る事が増えてきたりすると、大変ですがやりがいがある仕事です。

仕事のやりがいについて

仕事のやりがいを感じる瞬間は?

自分の成長が評価された瞬間

 人に必要とされたとき、自分ができるようになり、任されたときはやりがいをとても感じます。仕事が終わった時に上司や先輩に「齋藤さん、できるようになったな。うまくなったじゃん。」など、普通に言われているだけですが、心の中で「めちゃくちゃ嬉しい!」と叫んでます。上司や先輩に認められるくらい、自分ができるようになったんだと素直に喜び、それがやりがいになっています。また段々と仕事に慣れてくるとミスが減ったり、品質が上がったりすると「自分の仕事の責任を果たせたかな」と思う瞬間も、充実感があり、やりがいに感じています。

今後の目標について

解体だけでなく、カット部門の仕事も覚えていきたい

 最終的な目標は、担当している部署だけでなく、他の部署の仕事もできるようになりたいです。豚の解体の部署はある程度任さていただけるようになり、今はカット部門の応援にも行っています。まだまだ慣れていなくて、できないことも多いですが、カット部門の仕事もできるようになっていきたいと思っています。そこで新しい人間関係ができることも楽しみの一つですね。

入社を考えている方へ一言

本当に人が良い。自分が成長ができる会社です

 一番は上司や先輩たちの人当たりの良さです。私は入社する時、社内の雰囲気や社員の人たちがどのような人なのかという事が一番不安でした。入社してみると、その不安は全くなく、本当に優しく丁寧に教えてくれる先輩ばかりなので安心して働ける会社だと思います。 また一つの仕事だけでなく、いろんなことを任されていき、自分ができることが増えて成長実感が持てる仕事だと思っています